フルボディ・赤 第5級の有名シャトー「ポンテ・カネ」は、「ムートン・ロートシルト」の すぐ向かいという絶好のロケーションに位置しており、 1725年、ジャン・フランソワ・ポンテ氏という法律家により創設されました。 1862年にはポンテ家による所有の150年の歴史にピリオドが打たれ、 デンマーク出身のヘルマン・クリューズ氏が後を引き継ぐ事になったのですが、 1974年のワイン市場暴落の折、クリューズ社も例に漏れず、自ら所有する シャトーのほとんどを手放さなければならなくなりました。 しかし、この「シャトー・ポンテ・カネ」だけは娘婿のギィ・テセロンに売却され、 クリューズ社との関係を失うことはなかったのです。 つまり、それだけオーナーによるこのシャトーに対する高い信頼と期待、思い入れが 大きかったのだと言えるでしょう。 画像は2006年ですが、実物は2012年です。