父の日 スペインプリオラートで作られたグリフォイ デクララの白ワイングラン・プレディカット・ブラン GRIFOLL DECLARA Gran Predicat Blanc
7,920 円 （税抜き）
■どこまでも伸びやかな味わい グラスに注いだ色合いは、淡い黄金色。香りはプラムや桃、アプリコットなどの完熟果実、ナッツ、バターなどのニュアンスがあり、ベースにはマイルドなオークの香りがあります。味わいは、華やかでキレイにまとまっていて、フレッシュさも兼ね備えています。まろやかで濃厚で、余韻も長く続いて…と、この伸びやかさはどこから来るのだろう。2007年の世界最優秀ソムリエ、スウェーデンのAndreas Larsson氏も太鼓判を押す極上の白ワインです。
■銘醸地プリオラートの底力 バルセロナから南西に160km、地中海から40km内陸に入ったモンサン山脈の南側斜面に位置するプリオラート。この地の伝統的なブドウはガルナッチャ（グルナッシュ）カリニャンで、他にカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーなども栽培されています。 かつてフィロキセラ禍によってブドウの樹が壊滅的な被害を受け、一時期放置された土地も見受けられたが、1980年代後半若いワイン醸造家たちがこの荒れた土地を再生。DOQ（特選原産地呼称）を復活させ、いまではスペインでもトップレベルのワイン生産地のひとつに数えられています。
■ユニークなテロワール（土壌と気候） このワインを作るグリフォイ・デクララ家は、エルモラール村という人口300人の小村で1880年の創業以来、5世代にわたりワイナリーを経営しています。プリオラートの中でも日照時間が長く、雨が少ない土地は、3億6000万年前に形成されたリコレリャと呼ばれるスレート（粘板岩）土壌で、もろくて排水性が高いため、ブドウの根は水分、ミネラル、栄養分を求めて、地中深くに根をおろします。 こうした気象や地理的条件により、ブドウの収量は極めて少ないのが特徴。グラン・プレディカットに使われる、樹齢100年の古木にいたっては一株当たり400g以下で、ワイン1本造るのに3本の木が必要なほど。しかし、その分ブドウは豊富なミネラルを含み深遠な表現力を身につけます。
■代々続く大地をリスペクトしたブドウ栽培 グリフォイ・デクララの畑があるエルモラール村は、プリオラートとモンサンの両地域にまたがり、2つの原産地呼称を有するユニークな村でもあります。2001年に5代目オーナーとして家業を継いだ醸造家ロジェール氏は、72区画に細分化した畑で、より高い品質とテロワールを追求しながら、自然と環境に敬意を払ったブドウ栽培を継承しています。
■畑では殺虫剤を使わずに害虫対策 自然環境への取組みのひとつが有機栽培で、ワイナリーでは化学製品は使わず、天然酵母と土着品種を用いてワイン醸造を行っています。ではどのように害虫（蛾）と戦うかというと、畑ではメスの蛾のフェロモンを染み込ませた赤いリボンをブドウの木に結びつけ、オスが本物のメスを探せないようにすることで繁殖を抑制する「交信かく乱法」を採用。 殺虫剤の使用を抑えたオーガニックな害虫対策で、祖先から受け継いだブドウ畑を守り、またワイナリーではワインを安定させるための亜硫酸は使用を最小限にとどめています
■スペイン最高の28ワイナリーのひとつ グリフォイ・デクララのワインの個性とスタイルは、テロワールや土着品種（ガルナッチャとカリニェナ）へのこだわり、ブドウ畑のエネルギーを最大限に引き上げる有機農法もと、収穫はすべて手摘みで、熟年の職人達が一房一房選果し、15 kg入りの箱に詰められたブドウは、3時間以内でワイナリーへ届けられます。他にも、パワフル志向から酸がキレイなフレッシュ志向へと栽培・醸造方法を転換する中で、ブドウの過熟を避けるため、収穫時期を以前より1週間程度早めたり、マセラシオン（醸し）期間を従来の半分に短縮したり、木樽の焼き方をライトにするなどの工夫をしています。 こうした新たな取り組みが評価され、グリフォイ・デクララのワインは近年国内外を問わず数多くの賞を受賞。2016年にはアメリカの権威あるワイン雑誌「Wine Enthusiast」で、「スペイン最高の28のワイン（under 40$）」のワイナリーの一つに選ばれるなど、競争の激しいワイン市場で、羨望の眼差しを浴びる存在になっています。
■白身魚の天ぷらやグリルした魚介類に合わせて 赤ワインの産地であるDOQプリオラートの中で、白ブドウの生産量は6％のみ。そんな中、ガルナッチャ・ブランカを100％使った白ワインは本当に希少で、15カ月フレンチオークの大新樽（500L、600L）でオリとともに熟成しています。 白身魚の天ぷらやホタテやカニのグリルなど、さっぱりした和食によく合います。 同じグリフォイ・デクララが造る赤ワイン「グラン・プレディカット・ネグレ」もあります。
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