【ヴィノス 94点】
まとまりのあるタンニンと素晴らしいフィニッシュのドラマティックなピノ 太平洋から5.6kmしか離れていない標高290~315mに位置する冷涼な畑です。カリフォルニアの偉大な生産者のひとりダットン・ランチのウォーレン・ダットン氏の指導のもと、もともと牧場だったこの岩の多い土壌に1997年に3.2ヘクタールのピノ・ノワールが植えられ、素晴らしいぶどうが栽培されるようになりました。チェリーやラズベリーなどの果実の香りに加え、豊富な茎とスパイスの存在感があります。果実味、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、長く複雑で非常にバランスのとれたフィニッシュを持っています。 生産者クッチ(カッチ)Kutchワイン名ピノ ノワール マックドゥーガル ランチPinot Noir McDougall Ranchヴィンテージ2018容量750ml解説ヴィノス: 94点予想される飲み頃:2023 - 2033The 2018 Pinot Noir McDougall Ranch is another superb wine in this range. Unlike the other Pinots, though, the McDougall is going to need a few years in bottle to soften, as it is pretty forbidding today. Dark cherry, plum, spice, dried herbs, lavender menthol and licorice all flesh out with a bit of time in the glass.(Vinous, Apr 2020) ワインへの情熱が抑えられず、金融業界から醸造家となり、今や世界的なスターとしてひょかされるカリフォルニアの異端児「ジェイミー・クッチ」 クッチ Kutch ジェイミー・クッチはカリフォルニア・ソノマで先頭を走るピノ・ノワール生産者の1人です。自然の酵母を用いて、全房発酵を導入し、亜硫酸を抑えて、ナチュラルでエレガントなワインを生産しています。偉大な造り手フィリップ・パカレを連想させるブルゴーニュ・スタイルのピノ・ノワールは、アントニオ・ガッローニやジャンシス・ロビンソンらイギリスの評論家から高く評価されています。カリフォルニアのピノ・ノワールに通じるアントニオ・ガッローニは常に90点台前半の高い評価を与えています。ウォール・ストリートでトレーダーをしていたジェイミーは、ワインの情熱に突き動かされてカリフォルニアに移住し、パワフルなスタイルのコスタ・ブラウンで修行しました。当初はアルコール度16%のピノ・ノワールを造っていましたが、DRCを訪問して方向転換。開放式の大樽発酵槽をフランスに注文し、冷涼なドライ・ファーミングの畑を探しました。試行錯誤しながら、早摘みでフレッシュな酸とジューシーな果実味が弾けるようなエネルギーあふれるワインをものにしています。太平洋に近いソノマ・コーストのマクドゥガル・ランチ、ファルスタッフ、ボーハンなど、多くの生産者が欲しがる畑のピノ・ノワールを確保しています。また、冷涼なサンタ・クルーズ・マウンテンの樹齢40年以上のぶどうから造られる「シャルドネ」も滋味豊かでテンションのあるスタイルで、樽香のきいたリッチなカリフォルニアの白というよりは、ブルゴーニュを思わせる伝統的なシャルドネと言えます。高騰するブルゴーニュと比較すると価格もお手頃で、評価も高いクッチのシャルドネは大変お買い得です! クッチ 一覧へ