忘却についての一般論 (エクス・リブリス)

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忘却についての一般論 (エクス・リブリス)

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エクス・リブリス ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ 木下 眞穂 白水社ボウキャクニツイテノイッパンロン アグアルーザ キノシタ マホ 発行年月:2020年08月31日 予約締切日:2020年06月30日 ページ数:276p サイズ:単行本 ISBN:9784560090633 アグアルーザ,ジョゼ・エドゥアルド(Agualusa,Jos´e Eduardo)(アグアルーザ,ジョゼエドゥアルド) 1960年、アンゴラのノヴァ・リスボア(現ウアンボ)でポルトガル・ブラジル系の両親のもとに生まれる。大学はリスボンに渡り、農学を専攻するが、文学に目覚め、ジャーナリストを経て作家となる。1989年にConjura(『まじない』)でデビューして以来、精力的に作品を発表。2004年に刊行されたO Vendedor de Passados(『過去を売る男』)の英訳The Book of Chameleonsが2007年度インディペンデント紙外国文学賞を受賞。2012年に刊行された『忘却についての一般論』は、ポルトガル国内で翌2013年のフェルナンド・ナモーラ文芸賞を受賞。英訳A General Theory of Oblivionは2016年度国際ブッカー賞の最終候補作に選ばれ、2017年度国際ダブリン文学賞を受賞した。現代アンゴラのみならず、ポルトガル語圏諸国を代表する作家と目されている。作品はこれまで25の言語に翻訳されている 木下眞穂(キノシタマホ) 上智大学ポルトガル語学科卒業。2019年、ジョゼ・ルイス・ペイショット『ガルヴェイアスの犬』(新潮クレスト・ブックス)で第5回日本翻訳大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ポルトガル生まれのルドヴィカ(ルド)は空や広い場所を恐れている。両親を相次いで亡くし、唯一の家族である姉オデッテの結婚とともに、ダイヤモンド会社に勤める鉱山技師である義兄オルランドがアンゴラの首都ルアンダに所有する豪奢なマンションの最上階に移り住む。長年にわたりポルトガルの支配下にあったアンゴラでは、本国で起きた革命の余波を受けて解放闘争が激化し、1975年ついに独立を宣言。動乱のさなか、次々に出国する同国人の送別会のひとつに出かけた姉夫妻が消息不明となる。恐慌をきたし、外部からの襲撃を恐れたルドは、マンション内の部屋の入口をセメントで固めて、犬とともに自ら孤立し、自給自足の生活が始まる。その後、アンゴラは27年間にわたる泥沼の内戦状態に陥る。その間、屋上テラスのある最上階の部屋で、誰からも忘れられて一人で暮らすルドは、飢えと隣り合わせの日々のなか、自己と対話し、ありとあらゆる紙に、紙が尽きると今度は壁に、言葉を綴りつづける。一方、外の世界では、独立の動乱を乗り越えたさまざまな人間が、運命に手繰り寄せられるようにしてルドのもとへと引き寄せられていく。2013年度フェルナンド・ナモーラ文芸賞。2017年度国際ダブリン文学賞受賞作。 本 小説・エッセイ 外国の小説

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