アルグン川の右岸 (エクス・リブリス)

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アルグン川の右岸 (エクス・リブリス)

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エクス・リブリス 遅 子建 竹内良雄 白水社アルグンガワノ ウガン チー,ズジエン タケウチ,ヨシオ 発行年月:2014年04月06日 ページ数:362p サイズ:単行本 ISBN:9784560090336 遅子建(チーズジェン) 1964年生まれ。大興安嶺師範専科学校中文系に入学し、在学中から作品を書き始め、卒業後、教師となる。その間に「北極対童話」を書き上げ数年後に発表し、実質的なデビュー作となる。87年、教師を辞めて、ハルビンの文芸誌『北方文学』の編集部勤務を経て、やがて専業作家になる。97年、「霧の月」(原題「霧月牛欄」)で第一回魯迅文学賞の短編小説賞を受賞。2001年、「年越し風呂」(原題「清水洗塵」)で第二回魯迅文学賞の短編小説賞を受賞 竹内良雄(タケウチヨシオ) 1945年生まれ。慶應義塾大学名誉教授。中国文学専攻 土屋肇枝(ツチヤトシエ) 1964年生まれ。慶應義塾大学、中央大学ほか講師。中国現代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) エヴェンキ族最後の酋長の妻、90歳の「私」は、仲間が定住地に移住していくのを見ながら、森の中で最後までトナカイと一緒に残ることを決意して、これまでの人生を語り始める。もともと民族はバイカル湖周辺に住んでいたが、ロシア軍が侵攻してきたため、アルグン川の右岸に渡る。そこは当時、清国だったが、やがて中華民国となる。そして日本軍の対ソ連前線基地となり、男たちは軍事訓練を受けるが、日本軍は敗退していく。やがて中華人民共和国の内モンゴル自治区に変わり、社会主義体制のもと、政府は医療の改善と教育の充実、また動物保護を名目にして定住生活を推し進める。だが彼らのトナカイとの共存共栄の生活が理解されず、狩猟民としての生活が破壊されていく。都市での定住生活に適合もできず、将来を見出せない狩猟エヴェンキ族。民族は徐々に衰亡し、やがて絶滅してしまうのではないか、と危惧する…。 本 小説・エッセイ 外国の小説

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