1000分の5ミリのうぶ毛さえ、しっかりと掴んで軽く抜きとる精密な毛抜き
熟練の毛抜き職人 倉田さんが手打ちで丁寧に作った毛抜きです。光にあててすかして見たときに、光が通らないほど刃先がピッタリと合っているので、1000分の5ミリのうぶ毛さえ、しっかりと掴んで軽く抜きとります。まゆのお手入れに最適です。2mm厚の素材を使ったタイプです。倉田製作所の本手打ち毛抜きは、丹念に数百回も金槌で叩いて作っています。手で叩くことにより、金属組織の密度が高まり強度が増し、ほどよいバネのある毛抜きに仕上がります。この毛抜きを製作している三代目の倉田義之さんは、平成9年度に荒川区から「伝統工芸技能功労賞」を、平成20年に東京都より東京都知事賞を受賞したマイスターです。江戸本手打ち毛抜きの技術を受け継ぐただ一人の職人で、現在四代目の倉田聖史さんが技術を継承中です。室町時代から庶民の間で使われていた毛抜きを元に、江戸本手打ちの技術を活かして、現代に甦らせた『江戸本手打ち毛抜き』。末長く使える、一生ものの逸品です。