リーヴランド ロゼ "リーフクース" シモンズバーグ (正規品) Lievland Vineyards Rose Liefkoos

≪Overall Rose Wine of the Year 2023(by Tim Atkin)≫ ◆[TA92点/DC90点]


リーヴランド ロゼ "リーフクース" シモンズバーグ  (正規品) Lievland Vineyards Rose Liefkoos

カリフォルニアワインのYANAGIYA

2,398 円 (税抜き)

天使の

ささやき ◎それはワイン好きのための本格&繊細ドライ・ロゼ。 もしかしたら皆様にも「あのワインが日本で飲めたらなぁ…」という、未上陸の「切望の一本」といった銘柄があるかもしれません。 私イナムラ@てんちょにとって、そんなワインの一つがこのロゼ、『リーヴランド・リーフクース』でした。 何せ、南アを最も良く知るMWの一人…ティム・アトキンが、2020年度、2022年度、2023年度の

Overall Rose Wine of the Year

に認定。 「天使のささやき」と評するロゼだったりするのです。 年間で膨大なワインを試飲する彼が、数本のみ選ぶ

Rose Wines of the Year

、そこから更にたった1本のみが選出される年間No.1の最優秀タイトルが

Overall Rose Wine of the Year

です。 南ア・ロゼの頂点に、この四年で三度も選ばれ、しかも、決して高額プレミアム、というわけでもない…。一体どんなロゼなんだろう…と、想いは膨らむばかり。 ◎すると… すると2022年、『リーヴランド』の日本輸入が決定!万歳三唱でラインナップを見るも、悲しいことに、このロゼは無し。あの時のガッカリといったら…(涙)。 ですが、それは決して輸入品目に選ばれなかったわけではなく、現地での発売と日本への輸入開始のタイミングの問題だけだったことを知り、もう一年待つことに。 そして訪れた2023年度輸入分。今度はちゃんとありました!国内ポートフォリオに、このロゼが。 サンプルを取り寄せ、待ち焦がれた試飲へ。飲めばウワサ通りの美味しさ。 ボトルやラベルの可愛らしさとは裏腹に、その本格的なドライ・スタイルにシビれ、即決採用となった次第です(この価格帯に限定するなら今年のベスト・ロゼかも…)。 そんなロゼは’18年に、ワイナリーは2017年に産声を上げたばかりの『リーヴランド』ですが、実は決して「ぽっと出の」造り手ではありません。 何せオーナーは、あのホセ・コンデなのですから。 ▼リーフランド (Lievland) 南ア初の女流醸造家の一人とされる、ラトビア出身の未亡人、ヘンドリカ・フォンスティレンヒェルム。 元々この地所は、祖国の紛争から逃れて移住するために、彼女の夫が1934年に購入したエステートでしたが、彼は移住前に亡くなってしまい、ヘンドリカ女史はこれを5人の子供とともに受け継ぎます。 当然ながらワイン造りなど全くの未経験でしたが、隣人のサポートと彼女の秀でた行動力によりワイナイリーは軌道に乗り、当時、独身女性が大規模ワイナリーを運営していることは極めて珍しかったため、ユニークな存在となりました。 彼女はまた樽発酵技術を用いたシュナン・ブランを最初に生産した醸造家となり、またワインとしてはシラーが非常に有名で、その他作品も高い評価を得て、1990年代を迎える頃にはトップ・エステートの一つと見なされていました。 しかし、その後は複数のオーナー交代などを経てワイン造りは衰退し、最終的には畑も放置されてしまいます。 この地所にかねてから注目していた人物が、スターク・コンデのホセ・コンデ。 2017年に売りに出されると、こちらも250年の歴史を持つ名門、『ユーステンバーグ』(Joostenberg/ジューステンベルグ)のオーナーであるティレル&フィリップのマイバーグ兄弟も加わり、三者でこのエステートを復活させるプロジェクトを立ち上げます。 自社畑を再生しつつ、太いコネクションを持つ両家(この両家によるもう一つのプロジェクトが『マン』)は各地の契約農家からも高品質な果実を購入しつつ、翌年からリーフランドを復活させ、ワインをリリース。 ものの数年でアトキン、プラッターズ、ワインマグなどから称賛される注目のワイナリーへと再生させたのです。 こちらでのご案内は、2023年度アトキン

Overall Rose Wine of the Year

受賞該当ヴィンテージ、’22年のロゼです。 ◎リーフクース(Liefkoos) ステレンボッシュ内の小区画、シモンズバーグ産のシラー53%、ムールヴェドル47%から直接圧搾法で造られるヴィンテージ・ロゼ、『リーフクース』。 プロヴァンス・スタイルを意識した、実にエレガントな辛口ドライ・ロゼです。 嘗てのリーヴランドの全盛期、最も良く知られるワインはシラーでした。そのDNAがしっかりと流れています。 買付葡萄も使用するリーヴランドですが、こちらは全て自社畑産果実を使用したエステート・ロゼです。 アトキンが「天使のささやき」、「高級直搾りロゼ」と表現する一本も、こちらのリーフクース。 ◎Tim Atkin South Africa Report 2023より 

TA92点

「Riaan Möller makes this stylishly packaged Stellenbosch rosé from an assemblage of Syrah and 47% Mourvèdre. Rosehip and watermelon aromas segue into a palate of pink grapefruit and wild strawberry and a tangy, bone-dry finish. Just the thing for a Cape summer day.」 ◎試飲しました。

2023.11

「夏日にさっぱり」…ですとか、「パーティーでワイワイ」…というのも良いのですが、個人的にはオールシーズン、一対一でじっくり向き合って頂きたい、そう願ってしまう見事なロゼでした。 ボトルやエチケットは非常に可愛らしいものの、お味はジューシーでチャーミングなスタイルではなく、「ワイン好きのための、繊細な辛口ドライ・ロゼ」といった印象。 淡いサーモンピンクから、隠れるようにあるシトラスと白の果実。 決して強く無いのに、誘い込むような魅惑的な味わいがあり、重みのない果実のショールに舌が包み込まれるかのような感触。 ふんわりしていて、膨らみのある甘みは、あくまで上品。何より素敵な、金線の絹糸のような、ツー…と伸びる上品で繊細な酸味。 そのバランスは見事と言うほかなく、綺麗で奥行きのある柑橘と白の果実の旨味との一体感は文句なしに素晴らしいものでした。 静かな佇まいと、高貴な表現、凛とした造りの主張が読み取れ、この価格はバーゲン・プライスだと思います。
●アトキンが、天使の「歌声」や「語らい」ではなく、「ささやき」と表現する理由がよく分かる、美しく繊細なドライ・ロゼです。
■ティム・アトキン92ポイント

Overall Rose of the Year


■デキャンター誌90ポイント

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