≪カレラ・ジェンセンの東に位置する畑から≫ ○
4,950 円 （税抜き）
古樹
リースリング ◎希少でひとひねり利いたベッドロックの限定白！ 予てよりひっそりと輸入され、そしてモーガン・ピーターソン来日イベントで広くお披露目となったベッドロック「第二の」白の限定品、それが単一畑×古木産のリースリング！ 「ベッドロックにリースリングが！？」と驚かれるかもしれませんが、いち醸造家として、この畑を目前にしてしまうと、モーガンならずともリースリング造りに取り組みたくなってしまうのではないでしょうか？…そんなフルーツ・ソースが 『ワーツ・ヴィンヤード』。 ▼ワーツ・ヴィンヤード（Wirz Vineyard） 左画像は正規輸入元作成のマップですが、ワーツ・ヴィンヤードの所在は、サン・ベニート郡。 カレラの各単一畑が広がる郡として知られますが、同じ郡、というだけでなく、最も近いのがジャンセン・ヴィンヤード（両者のサブ・アペラシオンの境界は隣接）なのだとか。 土壌組成も似ており、カレラの畑といえば、なんと言ってもライムストーンの存在がありますが、ワーツもやはり石灰質と花崗岩が風化堆積した土壌で、そこには多くのミネラル分が含まれます。 しかもカレラの植樹が1970年代であるのに対し、こちらの初植樹はなんと1902年（ジンファンデル、ミッション、マタロ、オレンジ・マスカット、カリニャン、カベルネ・プフェッファー等）。リースリングは1962年から植え始められ、ベッドロックが使用する区画のものは1963年植樹だそうです。接ぎ木なしの貴重な自根による葡萄樹であり、灌漑なし、オーガニック栽培…という驚くべき畑なのです。 大手に目をつけられ、買収されてもおかしくない内容ですが、大資本に吸収されることなく、オーナーのパット・ワーツが情熱と哲学とを持って栽培管理を継続しています。 だからでしょう、クライアントにはベッドロックのみならず、Ser、StiRM、Big Basin、Precedent、River Runといった、近年注目のワイナリーが並び、熱意ある醸造家たちが果実を求めにやってきます。モーガンが選ぶだけあり、HVS認証ももちろん「済」。 ▼ HVS 正式名称「Historic Vineyard Society」と名乗るこの一団。「極めて高い樹齢を誇る、由緒あるルーツを持つぶどう畑は、それを保有する生産者のみならず、ワイン業界にとって…ひいては人類にとっての貴重な財産である」という考えの元、歴史的な葡萄畑の保全を最重要課題として活動するグループです。 米国各地に点在する歴史的畑のデータベース化も進めており、その一覧はどなたでも公式Webから閲覧可能です。2016年4月現在で公式サイト上に掲載される畑は北から南まで全237箇所。うち約1/3程度が "HVS認証" を受けています。HVS認証とは、独自に定めた基準を満たす畑のみに与えられるもので、具体的には、1
現在もその畑からワインが造られていること。2
最初の植樹が1960年以前であること。3
少なくとも畑の1/3の木の植樹年月が判明していること。 の三点をクリアしなければなりません。現在登録されている237箇所の畑のうち、このHVS認証を受けた畑は僅かに "80箇所" のみ。カリフォルニア全土でたったのこれだけです。 ワインとしてのワーツは’14年がファースト・ヴィンテージ。’17年が日本初上陸。 梗を付けたまま優しくプレス。天然酵母と数年使いの樽を用いて醗酵・熟成。完全にアルコール発酵を終わらせることで、ドライに仕上げています。 ◎モーガン・ピーターソンよりテイスティング・ノート
「シエネガ・ヴァレーの特徴である、ガリクー（多種のハーブに囲まれた庭）、様々な花のアロマ、土壌の石灰質・花崗岩から石を思わせる硬いミネラル感。旨味がじわじわと染み出すようにわいてくる。2014年のリリース時から更に進化したこのワインは、今飲んでもフレッシュさを楽しめ、また熟成と共にリースリングらしいペトロール香も感じられるようになるクラッシックさも兼ね備えている。」 ベッドロックの白には『コンパーニ・ポルティス』がありますが、単一品種としてはこれが初モノ。 ただ、正確には100％ではなく、フランケン・リースリング（＝シルヴァネール）が混植されており、これが少量混じることで他リースリングには無い特徴が出ているのだとか。モーガンのセンスは、メイキングだけでなくチョイスにおいても飛び抜けています。●偉才の醸造家と情熱の栽培家による、自根×古樹×オーガニックの限定単一畑リースリング！