≪ピノでもシャルドネでもない…Dehlingerのカベルネ!≫ ●[AG92点]
■ヴィノス(VINOUS)92ポイント
■ワインスペクテイター誌91ポイント ◎日本限定60本!最もレアなソノマ・カベルネ。 2020年7月、夢にまで見たデリンガー日本正規輸入が開幕。まずは四種のラインナップが到着しました。内訳は白が1、ピノが2、カベルネが1種類。こちでのご案内は、唯一のカベルネ、RRV版エステート・ボトルドです。 ピノ&シャルドネのブルゴーニュ系品種のイメージが強いデリンガーですが、一方のボルドー系品種においても、ロバート・パーカーが「RRVにおける発見困難なレア・カベルネ」と語る注目作を手掛けています。 もともと完熟の遅い品種ということもあり、ソノマではアレキサンダー・ヴァレー、ナイツ・ヴァレーでの生産は目にするものの、冷涼なロシアン・リヴァー・ヴァレーでは栽培も少なく、ここでのカベルネ栽培は格別に優れた土壌と特別な手入れが必要となります。その双方を持ち合わせているのがデリンガー。 長期熟成型とされるスタイルですので、7年熟成の’14年が現行ヴィンテージとは嬉しい限りです。 ◎カベルネ・エステート 初期は買付葡萄にて造られていたカベルネ。 1982年よりカベルネの植樹が始まり、現在はエステート・ボトルに。樹齢は30年ほどとなっていますが、その区画は僅か4.5エーカーのみ。 非常に小さいことからこの年の年産も僅かに≪420ケース≫。収量の少ない年になりますと、200箱台まで落ちることもあるそうです。 冷涼なRRVにあって、デリンガーのカベルネ区画は、葡萄の成熟を促すことの出来る南向きの丘陵地。 適切な間引きをし、残した葉、果実に太陽の光がしっかりと当たる様に細心の注意を払って栽培し、ヒルトップとヒルサイドの二箇所の果実をブレンドします。 通常、ピノの収穫が9月末に完了するのに対し、カベルネの収穫は11月になる事もしばしば。しかし’14年はとりわけ早い収穫となり、10月の中旬に収穫を行いました。降水量が少なく、ブドウ成長期の後半まで温暖な気候が続いたためです。 ◎VINOUS (2020.4)より