日本のカーニバル戦争 総力戦下の大衆文化1937-1945 / 原タイトル:JAPAN’S CARNIVAL WAR / ベンジャミン・ウチヤマ/〔著〕 布施由紀子/訳

【メール便不可商品】


日本のカーニバル戦争 総力戦下の大衆文化1937-1945 / 原タイトル:JAPAN’S CARNIVAL WAR / ベンジャミン・ウチヤマ/〔著〕 布施由紀子/訳

ネオウィング 楽天市場店

4,620 円 (税抜き)

ご注文前に必ずご確認ください総動員令が発令されても、「臣民」は息をひそめ、ただ同調したわけではない。統制が厳しくなるにつれ、大衆は無遠慮、不謹慎、価値倒錯的な行動さえとるようになり、メディアもそれを煽ったのだ。日中戦争の従軍記者は、戦場での「百人斬り競争」をこぞって報じ、銃後はその記事に飛びついて、文字通り「消費」した。「スリル」という日本語も、この頃生まれた。20世紀初頭のロシアの文学理論家バフチンは、このような状況を「カーニバル」と呼んだ。社会の通常のルールが一時的に適用されなくなり、既存の階層構造が壊されて平準化する、過渡的な瞬間のことだ。そこでは強者が貶められ、弱者や一癖ある者がコミュニティの「カーニバル王」に祭りあげられる。こうして「カーニバル戦争」は「大衆に、鬱積した不満を吐き出すセラピー効果のある通気口を提供」した。その象徴的な存在として本書が取り上げるのは、(1)「スリル・ハンター」となった従軍記者、(2)高給取りの軍需工場の職工、(3)兵隊(帰還した傷病兵を含む)、(4)映画スター(総力戦のチアリーダーも務めた)、(5)少年航空兵(戦争末期には特攻隊員に)。著者は日本の近現代史を専門とする、アメリカの気鋭の歴史学者。膨大な量の当時の新聞雑誌からの引用(軍国少年の投書や柳屋ポマードの広告まで)を土台とした、「消費者=臣民」の具体的な描写に、読者は魅了されるだろう。序章1 従軍記者2 職工3 兵隊4 映画スター5 少年航空兵終章商品番号:NEOBK-2770137Ben Jamin Uchi Yama /

Cho

Fuse Yukiko / Yaku / Nippon No Carnival Senso Sorikisen Ka No Taishu Bunka 1937-1945 / Hara Title : JAPAN’S CARNIVAL WARメディア:本/雑誌発売日:2022/08JAN:9784622095231日本のカーニバル戦争 総力戦下の大衆文化1937-1945 / 原タイトル:JAPAN’S CARNIVAL WAR

本/雑誌

/ ベンジャミン・ウチヤマ/〔著〕 布施由紀子/訳2022/08発売

この商品の詳細を調べる


本・雑誌・コミック » 人文・地歴・社会 » 歴史 » 日本史
文字通り 総動員 ロシア 日本語 アメリカ