歴史と文学のはざまで 唐代伝奇の実像を求めて 東方選書 / 高橋文治


歴史と文学のはざまで 唐代伝奇の実像を求めて 東方選書 / 高橋文治

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2,640 円 (税抜き)

出荷目安の詳細はこちら内容詳細今日のわれわれは中国の幻想奇譚をフィクションとして読みがちである。だが、それらはもともと“事実の記録”として書かれ、伝統中国に生きた読者たちもそれを“事実の記録”として読んだ。唐代の知識人は“楽園”にどんな理想を込めたのか。“陰間”からいっとき戻った妻の語りから見える結婚とはいかなるものか。狐や物の怪にできなくなったことからは武人の出世と文人の不遇が透けて見える。神秘や怪異を語っているようで、じつは当時の社会や風俗を記した実録なのである。当時の視点で“唐代伝奇”を読むとなにが見えてくるのか。中国の幻想奇譚をより深く楽しむための読み方指南。目次 : 序章 “異記”“雑伝”と“実録”/ 第1章 君臣たちの楽園/ 第2章 死んだ妻が語るには/ 第3章 妻の実家と夫の処世/ 第4章 柏林の奥にひそむもの/ 終章 「人虎伝」の系譜が語ること

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読み方 フィクション 物の怪 われわれ いっとき