プーランクを探して 20世紀パリの洒脱な巨匠 / 久野麗


プーランクを探して 20世紀パリの洒脱な巨匠 / 久野麗

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4,400 円 (税抜き)

出荷目安の詳細はこちら内容詳細目次 : 序 /
■第1章 悪童とピアノ / 三男だが長男 / 硬派プーランク家と軟派ロワイエ家 / 悪童の故郷ノジャン / ヴァカンス日記 / ドビュッシーにクラクラ / ストラヴィンスキーの衝撃 / 父のようなシャブリエ / 恩師ヴィニェス / 罠にかかった大作曲家たち / 心の伴侶リノシエ / モニエ書店と詩人たち /
■第2章 デビューと六人組 / 神童オーリック / サティが心を開くまで / コクトー+サティ+ピカソ=《パラード》 / 演劇『ティレジアスの乳房』 / 意味不明の歌でデビュー / 兵役の合間に作曲 / 二つのクラリネットのソナタ / 四手のピアノ・ソナタ / 闘牛士 / 三つの常勤曲 / 《動物詩集》 / 狂乱のパリと「土曜会」 / コカルド / 「六人組」前夜 / コクトー・プロデュースのデビュー / 表舞台への進出 / 理解されない憲兵 / 迷いと破棄の都市 / 九三年発見《マックス・ジャコブの四つの詩》 / ピカソの恩人ジャコブ / 《四つの詩》の破棄まで / 理想の師ケクラン / 二つの立派なソナタ / 二つのおかしなランチ /
■第3章 大舞台とカミングアウト / バレエ《牝鹿》の成功 / サティの怒りと「絶縁」 / 「プーランク節」の確立 / 対照的な二つの歌曲集 / ファリャに献呈《三重奏曲》 / 大嫌いな詩人による《歌の調べ》 / ランドスカと《田園のコンセール》 / 人気のピアノ小品 / ノワゼーの大別荘 / 女性に求婚・男性に恋 / カミングアウトの《オーバード》 / リノシエの急死と《墓碑銘》 / アポリネールの詩による歌曲集 / ブリッジ仲間プロコフィエフ /
■第4章 大恐慌とメセーヌたち / 銀行倒産の窮地 / プーランク一〇〇%の《仮面舞踏会》 / ハイブリッド協奏曲 / 夜想曲集と即興曲集 / 歌曲への新たな道 / 歌手ベルナックとの再会 / エリュアール歌曲の始まり / 《フランス組曲》三つの版 /
■第5章 信仰と転機 / 黒い聖母への連とう / 人民戦線と音楽家たち / 新しい恋人 / 意欲作《ある日あの夜》 / チーズの音楽もミサ曲も / 《枯渇》初演の大失敗 / 米国でヒット《オルガン協奏曲》 / 一九三八年の歌曲 コレット他 / ヴィクトリアが手本《四つのモテット》 / エリュアール詩《燃える鏡》《この優しい小さな顔》 / 大戦前夜の《六重奏曲》 /
■第6章 戦争と成熟 / 女流詩人ヴィルモラン / 《戯れの婚約》 / 『私の歌曲日記』執筆開始 / 戦争と仲間たち / ヴィシー政権下の小品 / 二重検閲をくぐった《模範的動物》 / 即興曲第一一番、一二番 / プーランクの作った民謡《村人たちの唄》 / ヌヴーの委嘱《ヴァイオリン・ソナタ》 / 声によるレジスタンス《人間の顔》 / あふれ出る「プーランク節」 / 《ティレジアスの乳房》との格闘 / 宙を飛ぶ乳房と性転換 / 喜歌劇そして娘の誕生 / 歌手デュヴァル発見 / 隠れた傑作《雪の夜》 / モンパナルスとハイドパーク /
■第7章 電波と飛行機 / 軍用機でロンドンへ / オール・プーランクの演奏会 / 子象の尻尾に注ぐ一八のまなざし / パプーン伯父との別れ / 本能で勲章受章? / ラディゲ、デスノスの思い出に / ラジオDJ、プーランク登場 / 渡米準備の歌曲集《カリグラム》 / 「訳あり」三作品 / アッシジの聖フランチェスコ /
■第8章 アメリカのパリジャン / 北米横断ツアー大成功 / 再会と新たな出会い / パリからの手土産《ピアノ協奏曲》 / 「パリのアメリカ人」二人の作曲家 / ボストンの微妙な大喝采 / 美術館巡りとドレス「プーランク」 / 歌曲集《冷気と火》 / ベラール追悼《スターバト・マーテル》 / クレンペラーとの協奏曲 / 恋人との出会い、愛犬との別れ / 三作品だけの一九五一年 / 珠玉の名作《クリスマスの四つのモテット》 / バーバーとの共通点 / チェリビダッケにひと目ぼれ / 相次ぐ悲報 / 《カルメル会》元年 / 大作《二台のピアノのソナタ》 /
■第9章 二つのオペラと「死」 / 『シナリオ・カルメル会修道女』 / 不安と苦痛の二年間 / 《パリジアーナ》と《ローズモンド》 / 断頭台の上の恋人 / 《カルメル会》ミラノ初演まで / 作曲家の仕事としての《画家の仕事》 / 《フルート・ソナタ》の条件 / 女性たちに捧げた歌曲 / 《最後の詩》の真相 / ミラノの栄光、カンヌの情熱 / 若々しい《フルート・ソナタ》 / ギロチンから電話へ / 誕生祝と追悼 / 《声》と不眠症 / プーランク博士の失恋自殺騒動 / コクトーの賞賛と罵倒 /
■第10章 栄光と黄昏 / 祝六〇歳コンサート / 交響曲ではなく《グローリア》を / 《グローリア》までの四作品 / デュヴァルとの北米ツアー / サッカーをする修道士たち / はずれた?《くじびき》 / 交渉の達人、ボストンへ / 嘆き節《モンテカルロの女》 / 最後の宗教曲《テネブルの七つの応唱》 / わずかな変化と二つのソナタ / 最後の日々とリノシエの命日 / 追悼・パリ=ニューヨーク / 忘れないで・・・・・・ / あとがき

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