出荷目安の詳細はこちら商品説明ザウアーとワインガルトナー、リストの弟子達の協演による最も権威ある演奏の記録、歴史的にも有名なSP録音の音を目一杯取り出しました。−オーパス蔵 相原 了もしオーパス蔵がオリジナルのSP盤から復刻してくれたら…。初出時にかなり良い条件で聴いて魅了されたザウアーの、あの燦然ときらめいて充実感たっぷりだったピアノの美音に再会できるのではないか。いや絶対、あのピアノの音は、SP盤の音溝に刻み込まれたすべての情報をとりだすことに成功して来たオーパス蔵にしか不可能な、ディスクに秘められた音の宝石に違いないと確信しつつも、なかば諦めかけていたところに届いたのがこのディスク。 マルカート(アクセントをつけてはっきりと)・デチーゾ(明確に)と指示された冒頭の第1主題を弾くフォルティシモの弦のユニゾン。これまでに聴いてきたどの復刻盤よりも、ぐっと低めの音だ。『オーパス蔵の音!』との直感。 ・・・これまでの復刻盤ではついぞ聴きとりにくかったピアノの左手(低音)の和音が、超高域で動く右手の活躍をしっかりと支えて“完璧にピアノらしい音の響き]を構築する。もうここまで聴いただけで勝負は決まり。(小林利之氏) ザウアーのリストはこれほどしっかりした演奏とは思っていませんでした。歳をとって音が出ないのではなく、音を取り出せてなかっただけなんですね。『レ・プレリュード』は同時発売のメンゲルベルク盤とかち合ってますが、演奏は全く対照的で比べるのも楽しいです。リストづくしでは疲れると思いベートーヴェンの愛すべき舞曲集を挿みこみました。(相原 了)(1)リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S124(rec.1938) Allegro maestoso