戦争犯罪国はアメリカだった!

英国人ジャーナリストが明かす東京裁判の虚妄 


戦争犯罪国はアメリカだった!

ハート出版

1,320 円 (税抜き)

生前、最も親しかった英国記者が語る。 これは、三島由紀夫からの伝言である。 GHQの呪縛から目覚めよ! 真のA級戦犯は東條英機でなく、 対日戦争を仕掛けたルーズベルト、チャーチル、スターリンである 三島由紀夫が自決の場を軍事法廷が開かれた市ヶ谷にした理由。 三島由紀夫と最も親しかった英国ジャーナリストによる日本人への覚醒を促す魂のメッセージ! ヘンリー・S・ストークス 著 藤田 裕行 訳 2020.11.25 発行 ISBN 978-4-8024-0108-1 C0021 新書版 304ページ 今年は、市ヶ谷で極東国際軍事法廷、いわゆる東京裁判が行われてから75年目の節目に当たる。 私は日本国民が、東京裁判の虚妄に目覚め、史実と正義の声を上げてくれることに、期待している。 日本人が、そう思わないことには、日本の名誉が回復されることは無い。 — ヘンリー・スコット・ストークス 内容紹介 この本をまとめさせたのは、三島由紀夫だった。いや、三島がこの本を、私に書かせた。 あの夜、三島は私に詰問した。伊豆の下田で三島と晩餐を楽しんだ後のことだった。 三島は、なぜ、黒船を忌み嫌ったのか。あの日から、その問いは私の心の中で、響いていた。 三島が市ヶ谷で自決した。そのことを本に書こうとした時に、私は不思議な体験をした。まるで、私と別な何者かが、私に代わって本を書いているかのような体験だった。 十年近く前から、私は「黒船」をテーマに本を書こうと試みてきた。しかし、外国特派員協会の一室で原稿を書いていると、そこに三島が現れ、いろいろと訴えてくる。そのためというわけではないが、まだ「黒船」は、完成していない。 しかし本書は、その一〇年がかりの「黒船」の探求の、ひとつの全体像を期せずして描く作業となった。 三島は、自衛隊の市ヶ谷駐屯地で自決した。憲法改正を訴え、自衛隊をアメリカの「傭兵」でなく名誉ある天皇の軍隊とすることを、命と引き換えに訴えた。そこは、東京裁判が行われた場所でもあった。それは、偶然だったのか。 三島は、稀代の小説家だった。自分の自決すら一編の小説のように、手の込んだシナリオを描いた。三島はあえて市ヶ谷を、東京裁判の法廷の場所を、「散華」の地に選んだのだった。占領の呪縛を解かんと「自爆攻撃」した。三島が守ろうとしたのは、日本の「国体」だった。「三種の神器」だった。「建軍の本義」だった。君民一体・天皇国の日本だった。 ここ数年、私は多くの著書を出版した。一〇万部を超えるベストセラーとなった『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』など一連の著作の背後に、私は三島からの霊言があったと思う。 いまも、三島由紀夫は生きている。まるで小説のような「市ヶ谷事件」を起こして自決したが、その魂はいまも息づいて、二十一世紀の日本に留まっている。その思いを受け止めて、私は本書をまとめた。これは、下田の夜の三島の「黒船」に対する思いを、半世紀近くの時を経て、私なりに感じ取った集大成と言ってもいい。 日本は、大東亜戦争の開戦まで、ずっと平和を望んできた。その日本に脅威を与えたのが、白人キリスト教徒の侵略だった。『マニフェスト・デスティニー(明白なる使命)』を掲げ、有色人種を大虐殺してきた。その脅威を現実に目にした時に、日本は鎖国政策をとった。国防のためだった。日清戦争、日露戦争、満洲事変、支那事変も全て、日本の権益や居留民、また日本そのものを守るためだった。大東亜戦争も同様だった。仕掛けたのはアメリカ。日本は追い詰められて、自衛のために戦争をするしか方途がなかった。「座して死を待つ」ことはできなかったのだ。 日本が大東亜戦争でアジア諸国に進攻すると、アジアの民は歓喜した。数百年にわたって欧米列強の軍隊に虐殺され、植民地支配されてきた。その白魔を駆逐したのが皇軍だった。アジア諸民族は、皇軍に協力して、民族自決、独立のために戦った。 日本軍が残虐行為を行ったとか、大虐殺をしたとか、婦女子を凌辱したなど、でたらめである。皇軍は、天皇の名誉を犯すことがないように、国際法を遵守して戦った。国際法をまったく無視して大虐殺を実行したのは、アメリカだ。戦争犯罪を問題にするなら、犯罪国家はアメリカであって日本ではない。 アメリカの戦闘に於ける国際法違反をさらにドラマチックな芝居にしたのが、東京裁判だった。東京裁判が不当なものだったことは、東京裁判の判事も、当時のアメリカの政治、軍事の指導者から世界の知識人までが認めている。東京裁判そのものが、国際法違反の復讐でしかなかった。 しかし、占領軍がWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)によって、日本が戦争犯罪国家であると、日本人を洗脳した。さらに、メディアに一切の批判をさせないように、戦前よりはるかに厳しい言論統制を行った。こうした占領政策によって、日本のメディアも国民も、まるで日本が戦争犯罪をしたかのように、思い込まされている。 真実は正反対だ。世界を侵略してきたのは欧米列強で、世界中で大虐殺を実行してきた。いわば、「最後の砦」として残されていたのが日本だった。日本が自衛戦に打って出たのは、国際法に照らしてもまったく正当な行為である。 戦後七十年を過ぎた。日本の最大の問題は、日本人がアメリカによる洗脳を自覚することができないことだ。「日本は戦争犯罪をした」とか、「侵略戦争を起こした犯罪国家だ」などというまったくの虚偽を、真実であると思い込んでいる。 日本人は、この無明から覚醒せねばならない。日本人は立派な民族である。日本は、戦争犯罪国家などではない。その誇りを取り戻し、いわれなき日本人の父祖に対する名誉毀損を打破することだ。 三島由紀夫は、それを魂から訴えようとして、東京裁判が行われたその場所で、自決をしたのだ。いま私は、そのことを三島からの霊言によって、まざまざと知ることになった。 本書は、それを日本国民に訴えるためにまとめたものである。令和二年十一月二十五日は、あの「市ヶ谷事件」からちょうど半世紀。この節目に、本書の普及版が刊行される意義を読者と共にかみしめたい。 ヘンリー・スコット=ストークス 目 次 —— 普及版刊行に寄せて 藤田 裕行(国際ジャーナリスト) 序章 東京裁判こそ戦争犯罪だった 第一章 極東国際軍事裁判研究プロジェクト 講演『東京裁判の虚妄とジャーナリズム』 第二章 三島由紀夫の『市ヶ谷事件』 なぜ三島由紀夫はあのような事件を起こしたのか? 事件当日 第三章 アメリカによる洗脳 なぜか戦勝国の正義をプロパガンダする日本 洗脳されたことに気づかない日本のメディアと国民 「A級戦犯」という表記は誤りである 「A級戦犯」が祀られる靖国神社を参拝してはいけない? 民意に反して、軍部が戦争に国民を引きずりこんだ? 日本は、侵略戦争を起こし、アジアの人々と戦った? 日本軍は、アジア諸地域、太平洋戦域で多くの民間人を犠牲にした? 日本軍は、沖縄の人々を見捨て、犠牲にした? 東京大空襲や広島・長崎への原爆投下は、日本が過ちを犯したから? WGIPの洗脳を解くには 第四章 イエズス会の独善的な日本布教 神がモーゼに与えた神託 狂信的な布教をしないクリスチャン アメリカのテレビ福音伝道師 イエズス会は、権力を利用して布教した 権力者に媚びるキリスト教宣教師たち フロイスの『日本史』で読むイエズス会の姿 秀吉の庇護を受けるイエズス会 北政所まで利用するイエズス会 イエズス会の独善的布教に激昂した秀吉 人身売買をしていたキリスト教徒たち 天正少年使節団による悲しい報告 第五章 白人キリスト教徒による世界侵略と有色人大虐殺 共栄をめざした日本の海外進出 農耕民族的な日本人と狩猟民族的な白人キリスト教徒 異教徒は、殲滅する教え キリスト教十字軍の誇り ポルトガルとスペインによる世界侵略 マゼランは、なぜ殺されたのか 「黒い伝説」と呼ばれるもの 帝国を築く礎となった海賊たち 清教徒の「マニフェスト・デスティニー」 鎖国はキリスト教徒の横暴を阻止するためだった 第六章 「レイプ・オブ・江戸」と明治維新 「黒船」来襲が象徴した侵略と虐殺 三島が黒船を嫌悪した理由 平和な日本に突如として現れた「外夷」 黒船来航に動揺する幕府と朝廷 日本に迫る大国ロシアの脅威 激震する安政の日本 孝明天皇の「攘夷」の意志 第七章 白人支配の世界で独立主権を貫いた日本 白人列強の軍事的脅威 『錦の御旗』の権威 熊本に「神風連」を訪ねる 白人支配の世界で有色人種が独立を保つには 白人に唯一対抗できた日本 日本に迫る白人列強の脅威 天津条約と朝鮮半島の情勢 日清戦争と甲午改革 北の脅威、大陸の情勢 三国干渉という白人列強の侵略行為 第八章 民族平等の世界を目指した大東亜共栄圏 徳富蘇峰を叩きのめした三国干渉 大東亜会議は、世界初の『有色人サミット』だった 『大東亜戦争』という呼称を蘇らせよう 『大東亜会議』七十周年での私の演説 『レイス・ウォー』の驚愕の内容 日本はアジア諸国と戦争をしていない 第九章 連合国によって「創られた」裁判 東京裁判を受け入れた? 「違法裁判は無効」という当たり前のことが無視されている 裁判を勝手に開いても、無効だ! 検察官は、裁判官を務められない 法理に従う法廷ではなく行政処分をする役所だった 明確な『管轄権』がなかった東京裁判 『事後法』によって戦争犯罪人を作り出した 捕虜の不当な処刑は、国際法違反の戦争犯罪 『勝者の裁き』を明白にしたベンブルース・ブレイクニー少佐 ジョージ・ファーネスの思い出 文明に逆行する東京裁判を日本は絶対に認めてはならない いまだに占領の呪縛の下にある日本 第十章 東京裁判七〇年の虚妄を打ち破れ! 世界が認めていない東京裁判 英文「判決」は、七月にできあがっていた 「少数意見」は、黙殺された 『判決の日』──昭和二十三年十一月十二日 死刑判決は、どのように決まったか 「出来レース」の裁判 戦争責任を個人に帰した「死刑」判決 パール判事の『日本無罪』論を検証する 第十一章 大東亜戦争の真実 大虐殺をしてきたのは白人キリスト教徒の『列強』だった 満洲事変は、日本の侵略戦争ではない! 支那事変は、日本の侵略戦争ではない! 盧溝橋事件は、共産党が仕掛けた 『南京大虐殺』は通州での邦人大虐殺のカモフラージュ 大東亜戦争は日本にとっては自衛戦争だった 最終章 三島由紀夫はなぜ「市ヶ谷」で自決したのか!? 日本軍の侵攻を歓喜して迎えたアジアの植民地の人々 日本軍は、高貴な軍隊だった 語られないアメリカ軍の残虐行為 東京大空襲と『赤い吹雪』 アメリカ人には理解できなかった日本の徹底抗戦 『キャリー・オン』 東京裁判と原爆投下の正義 なぜ「国際法違反」の東京裁判を実行できたのか? 三島が「市ヶ谷」で表現したかったこと 三島由紀夫を動かした『英霊の声』 三島が「市ヶ谷」を選んだ理由 おわりに

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