愛と狂瀾のメリークリスマス なぜ異教徒の祭典が日本化したのか/堀井憲一郎

講談社現代新書 2401


愛と狂瀾のメリークリスマス なぜ異教徒の祭典が日本化したのか/堀井憲一郎

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924 円 (税抜き)

著者堀井憲一郎(著)出版社講談社発売日2017年10月ISBN9784062884013ページ数251Pキーワードあいときようらんのめりーくりすますなぜ アイトキヨウランノメリークリスマスナゼ ほりい けんいちろう ホリイ ケンイチロウ9784062884013内容紹介なぜキリスト教信者ではない日本人にとっても、クリスマスは特別行事になっているのか? それは実は、力で押してくるキリスト教文化の厄介な侵入を——彼らを怒らせることなく——防ぎ、やり過ごしていくための、「日本人ならではの知恵」だった! 「恋人たちが愛し合うクリスマス」という逸脱も、その「知恵」の延長線上にあったのだ——キリスト教伝来500年史から、極上の「日本史ミステリー」を読み解こう! あなたは、ふしぎに思ったことがないだろうか? 「なぜ日本人は、キリスト教信者でもないのに、クリスマスを特別行事と見なして、毎年毎年、あんなに大騒ぎするんだろう?」 本書は、「日本におけるクリスマス祝祭の歴史」を丹念に追いながら、この謎に迫ってゆくスリリングな教養書である。1549年のキリスト教伝来から始まる「降誕祭」の様子を、史料から細かく辿っていった。 実際に辿ってみると、「クリスマスにおける狂瀾」は、明治時代から始まったことがわかる。現在の、「恋人たちのクリスマス」は、明治の馬鹿騒ぎの流れの末にある、と考えられるのだ。そしてその、恋人たちのクリスマスのルーツは、実は、日露戦争の勝利にあることにも気づくだろう。 本書を読み進めるとやがて、「日本のクリスマス大騒ぎ」というものが、力で押してくるキリスト教文化の厄介な侵入を——彼らを怒らせることなく——防ぎ、やり過ごしていくための、「日本人ならではの知恵」だったのか! と納得するであろう。「恋人たちのクリスマス」という逸脱も、その「知恵」の延長線上にあったのである。 さあ、キリスト教伝来500年史を辿り、クリスマスをめぐる極上の「日本史ミステリー」を味わってみましょう。序 火あぶりにされたサンタクロース1章 なぜ12月25日になったのか2章 戦国日本のまじめなクリスマス3章 隠れた人と流された人の江戸クリスマス4章 明治新政府はキリスト教を許さない5章 「他者の物珍しい祭り」だった明治前期6章 クリスマス馬鹿騒ぎは1906年から始まった7章 どんどん華やかになってゆく大正年間8章 クリスマスイブを踊り抜く昭和初期9章 戦時下の日本人はクリスマスをどう過ごしたか10章 敗戦国日本は、狂瀾する11章 戦前の騒ぎを語らぬふしぎ12章 高度成長期の男たちは、家に帰っていった13章 1970年代、鎮まる男、跳ねる女14章 恋する男は「ロマンチック」を強いられる15章 ロマンチック戦線から離脱する若者たち終章 日本とキリスト教はそれぞれを侵さない
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次火あぶりにされたサンタクロース/なぜ12月25日になったのか/戦国日本のまじめなクリスマス/隠れた人と流された人の江戸クリスマス/明治新政府はキリスト教を許さない/“他者の物珍しい祭り”だった明治前期/クリスマス馬鹿騒ぎは1906年から始まった/どんどん華やかになってゆく大正年間/クリスマスイブを踊り抜く昭和初期/戦時下の日本人はクリスマスをどう過ごしたか/敗戦国日本は、狂瀾する/戦前の騒ぎを語らぬふしぎ/高度成長期の男たちは、家に帰っていった/1970年代、鎮まる男、跳ねる女/恋する男は「ロマンチック」を強いられる/ロマンチック戦線から離脱する若者たち/日本とキリスト教はそれぞれを侵さない

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