歴史文化ライブラリー 473
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（税抜き）
著者前田雅之(著)出版社吉川弘文館発売日2018年09月ISBN9784642058735ページ数215Pキーワードしよもつとけんりよくちゆうせいぶんかのせいじがく シヨモツトケンリヨクチユウセイブンカノセイジガク まえだ まさゆき マエダ マサユキ9784642058735内容紹介印刷技術が未発達で出版業が存在しない中世社会において、人は書物をどのように入手していたのか。宗祇ら連歌師による流通への関与、伏見宮家から足利将軍への『風雅集』『玉葉集』贈与など、限られた者のみがアクセスできた「書物」の伝播・普及と権力との結びつきを解明。威信財としての書物の機能に言及し、古典的書物を持つことの意味に迫る。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次古典的公共圏（古典の成立/古典的公共圏の成立）/伏見宮家と足利将軍—『風雅集』『玉葉集』の贈与（義満と崇光院、そして『風雅集』/栄仁と後小松院—名笛「柯亭」と御領安堵 ほか）/一条兼良『源語秘訣』の変遷（一条兼良の知のあり方/兼良の『源氏』注釈—『花鳥余情』と『源語秘訣』に至るまで ほか）/書物をめぐる知と財、そして権力（書物・知をどのように手に入れたのか/知の流通と財の移動・交換—実隆と連歌師の行動から ほか）/書物の移動をめぐる力学（下賜された書物—『三十六人家集』の運命/物語としての「進上」—覚一本『平家物語』 ほか）
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