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ルートウィヒ・ビンスワンガー 宮本忠雄 みすず書房モウソウ ルートウィヒビンスワンガー ミヤモトタダオ 発行年月:2020年07月16日 予約締切日:2020年06月16日 ページ数:256p サイズ:単行本 ISBN:9784622089407 ビンスワンガー,ルートヴィヒ(Binswanger,Ludwig) 1881ー1966。1881年スイス、クロイツリンゲンに生れる。家は代々高名な内科医や精神科医を送り出している名家。コンスタンツのギムナジウムを経て、1904年以後ローザンヌ、ハイデルベルク、チューリヒの各大学で医学を学ぶ。学生時代思想的にはカント、ナートルブ、リッケルト、精神医学に関してはボンヘッファー、E.ブロイラー、ユング、フロイトの影響を受ける。1911ー56年私立精神病院の院長。フッサールの現象学、ハイデガーの現存在分析論に立脚した人間学を研究。1966年歿 宮本忠雄(ミヤモトタダオ) 1930年埼玉県に生れる。1954年東京医科歯科大学医学部卒業。精神医学専攻。自治医科大学名誉教授。1999年歿 関忠盛(セキタダモリ) 1942年生れ。東京医科歯科大学医学部卒業。1980年自治医科大学精神科講師。1981年より茨城県立友部病院勤務。1992年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) A 存在論的ー現存在分析的基礎づけ/AーB 妄想の現存在分析的基礎づけから現象学的研究への移行/B1 経験および妄想ー“経験”の特性の現象学的記述(「正常な」経験と妄想ー経験の諸段階/綜合の第一段階ー知覚/綜合の第二段階ー妄想ー知覚ないし妄想ー統覚/第三段階ー妄想ー“経験”)/B2 経験のなお一層の現象学的構築および妄想ー経験のなお一層の解体(経験のなお一層の現象学的構築/臨床例について示される妄想経験の現象学的解体)/C 宿命の論理 ルートヴィヒ・ビンスワンガーは現存在分析論に立脚した精神医学を創始し発展させてきた。しかし主著『精神分裂病』を完成した彼が晩年にいたってフッサールの現象学の持つ精神医学にとっての重要性をあらためて強調し、『うつ病と躁病』(1960)を発表したことは、当時の人間学的精神医学の内部に大きな波紋を呼び起こした。その五年後に刊行された本書は、前著に対する批判に答えて現存在分析から現象学的方法への移行を示しつつ、三つの症例の周到な現象学的記述を試みたビンスワンガー最後のモノグラフィーであり分裂病論の総決算である。症例のなかでもストリンドベリのそれは時間性の障害に基づく自己構成の障害と深く関わる「間接現前」の障害を鮮明に表している。妄想において問題となる相互主観性の領域の出発点ともいえる他我構成論に着目し、妄想における「他者性」の解析を行った先見性など、今日においても本書の意義は大きい。 本 医学・薬学・看護学・歯科学 臨床医学専門科別 精神医学

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