令和5年度産 阿蘇のなかストアのお米 5kg / ササニシキ / 自然栽培米 無農薬米 / 九州 熊本 阿蘇産 / 玄米・白米・分づき米

令和5年度産米。無農薬栽培歴32年目の田んぼで作る無農薬・無施肥の自然栽培ササニシキ。


令和5年度産 阿蘇のなかストアのお米 5kg / ササニシキ / 自然栽培米 無農薬米 / 九州 熊本 阿蘇産 / 玄米・白米・分づき米

阿蘇のなかストア 楽天市場店

4,380 円 (税抜き)

JAS法に基づく品質表示 名称玄米または精米 産地熊本県阿蘇産(産地未検査) 使用割合10割 内容量別途商品に表示 調製/精米年月日別途商品に表示 販売者株式会社 Asononaka, Inc. お米の梱包について 脱酸素剤を封入しております 当店のお米(5kg売り)は米袋に脱酸素剤を入れ、お米の酸化や虫の発生による品質低下を防止しています。 米袋を開封する際には脱酸素剤をご確認いだただ、誤って口にしないようご注意ください。 脱酸素剤が酸素を吸収するため、到着時には真空パックのように米袋が硬くなっている場合がございます。令和5年度産、熊本阿蘇産。無農薬栽培歴32年目の田んぼで作る無農薬・無施肥の自然栽培ササニシキ。 この商品の生産情報 生産者阿蘇のなかストア 品種ササニシキ 生産地 熊本県阿蘇市一の宮町坂梨 農薬の使用使用なし 肥料の使用使用なし 農薬不使用の年数 32年目 化学肥料不使用の年数 32年目 肥料不使用の年数 9年目
※それまでは有機肥料を使用 これまでの生産履歴 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 無農薬栽培歴32年目の田んぼで作るササニシキ 無農薬栽培歴32年目のササニシキの田んぼは、地主の吉田清二さんが平成初期から無農薬栽培を始めた田んぼです。その後吉田さんが米作りを辞められたため、当店が全ての田んぼをお借りし、引き続き無農薬栽培でお米を作っております。吉田さんは有機肥料として主に熊本漁港から取り寄せた魚かすと阿蘇産トマトの残渣、なたね油粕などを混ぜて作った発酵堆肥を使用しておりましたが、当店が作り始めた時から無施肥栽培に切り替えております。 今年の米作り 2023年、令和5年度の米作りです。 今年のうるち米は「ササニシキ」のみを栽培いたします。吉田清二さんが30年以上前から無農薬で作ってきた田んぼで作ったササニシキと、その田んぼ以外で作ったササニシキの二種類となります。作り方はどちらも同じ、農薬や肥料を使わずに作っております。 ササニシキとは ササニシキはアミロース含有量が比較的多い品種で、粘りが少なくアッサリとした食感が特徴です。アミロースの多いお米は食後の血糖値の上昇が穏やかで、また、もち米遺伝子を含んでいないためもち米に反応する「お米アレルギー」の方もお召し上がりいただける場合も多く、近年、当店でも大人気の品種となっております。 大人気というか、ササニシキとそれ以外で倍くらい売れ行きが違っておりまして、需要に対して供給が足りないくらいです。ここ数年は前半に田植えする早生のササニシキと、後半に田植えする奥手の品種、といったように作付時期をずらして除草作業を分散していたのですが、今年は頑張ってササニシキだけ作ります。 まずは苗代作りから ササニシキの苗を育苗するための苗代ですが、生育の安定にはやはり「均平」が命です。昨年導入したレーザーレベラーにより、トラクターで前後するだけで自動的に均平になります。買ってよかった〜。 均平がとれたら振動ローラーで足跡がつかないくらいまで土を固めます。これで苗並べがとても楽になります。 苗作りの準備 消毒 2023年3月18日にササニシキの種籾の温湯消毒を行いました。60度のお湯だけで種籾の病原菌を死滅させます。今年は全てササニシキなので種籾の量も60kgほど用意します。 種籾は全て自家採種。昨年の稲刈り後に唐箕をかけて、さらにグレイダー付きの脱芒機で選別しておきました。 消毒が終わったら陰干しして乾燥させます。 種まき 種まきは4月1日に行いました。 1400枚ほどの種まきを一人で行います。大変そうに見えますが、土を入れたコンテナ袋をフォークリフトで吊り下げ自動投入し、さらに苗箱自動積立機を導入したので、一人でやっててもかなり余裕があります。ぼちぼちやりますのでペースは1時間に200枚ほどです。 苗代 種まきの翌4月2日に苗代に苗を並べました。乾田苗代なので、この作業も割と余裕です。 軽トラ一台分の苗を並べたら、すぐに乾燥と鳥害を防止するための不織布をかけていきます。一人で苗箱運びと並べ作業と不織布掛けまでやると1日で700枚が限界ですね。 育苗 今年は最高の出来でした 結論から言いますと、今年の苗の出来はこれまでの米作り歴11年の中で最高の出来栄えでした。 苗代育苗のように加温しない平置き出芽だと、阿蘇のような高冷地はどうも出芽にバラツキがあるようなので、今年は「ハイホワイトシルバー」という資材を導入しました。この資材は表ホワイト、裏シルバーという二面の素材で出来ており、ホワイトで太陽光を反射して苗焼けを防ぎ、シルバーで温まった内部の熱を逃さない、という保温と断熱を両立するという優れもの。これで暑い日中も寒い夜間も苗の温度が安定するはずです。 狙いは的中、出芽がばっちり揃っております。いつもは緑化する芽もあれば出芽し立ての白い芽があったりするくらいバラけてたのですが、やはり温度の安定は重要ですね。 さらに今年はトンネルもビニールハウスで使う巻き上げ機を設置して、朝晩のサイドの開放を簡単にしました。トンネル内に温度データロガーを設置して細かくトンネルの開け閉めを行い徒長を防ぎます。気温が10度を下回る日は水をかけ流して保温。この田んぼに流れてくる農業用水の地下水は通年13度なので、寒い日は水のほうが温かいのです。 田植え 2023年6月3日から田植えを開始。いろいろあって田植えが遅れて、結果、なんと育苗期間60日。5.5葉期なので背丈も20cm以上と高く、茎も平らになり硬化しております。 除草 今年は除草が上手くいきました。結局なぜ雑草を抑えることができたのかと言いますと、「育苗に成功したから」です。 稲も雑草も日光や栄養分の奪い合いをしますので、いきなり大きい苗を植えれば、それだけ雑草に対するアドバンテージになります。しかも大きい苗を植えれば活着が早く、すぐに株間除草を行うことができ、初期の雑草の発生を大きく抑制することができます。除草機に加えて田植え直後から水深10cm以上の深水を保てば、ヒエ、コナギ、ホタルイ、オモダカなどは全く問題にならないですね。 ただ、クログワイだけは除草機では対策が難しいので、やはり農閑期にどれだけ土を乾かすかが重要です。 稲刈り 2023年9月26日から稲刈りを始めました。 今年はこれまでにないくらいの収量で、すぐにコンバインのタンクに籾が溜まります。昨年よりも10aあたり1俵(60kg)以上も多いですね。 「苗半作」、つまり苗の出来栄えで米作りの半分以上は決まってしまうという格言ですが、これはこと自然栽培には当てはまらないと実感しました。 無農薬・無施肥栽培を10年以上続けてきた経験を踏まえての体感としては「苗九作」。苗が良ければ除草も成功し、除草が成功すれば収量も上がる、というわけで、もちろん田植え後の管理も重要ですが、その管理もそもそも苗が良くなければ効果が薄く、やはり農薬や化学肥料でコントロールすることができない自然栽培での米作りに一番重要なのは"育苗"なんだな、ということを実感した一年でした。 これでもまだまだ及第点があるので、来年はさらにさらに完璧な苗を作ってみせるぞ!! というか、ササニシキじゃないならそこまで苗を気にかけなくてもいいんですよね。ヒノヒカリとか放っといても割りと出芽も揃うし苗もどんどん伸びるし。寒い地域で寒さに弱いササニシキを作ると大変ですが、育苗がどんどん上手になります。

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